2013年

6月

03日

Prezi韓国の達人インタビュー第3回:アンヨウンイル(通称ドアさん)

アジアのプレゼン大国となった韓国では、Preziの利用者もやはりアジア最大。その利用は、大学の毎日のクラスから、大手企業、そして政府機関から大統領に至るまで、訴求力あるプレゼン作成にPreziが採用されています。数年前に、いち早くPreziのデザインやトレーニングを事業とするビジネスも韓国で立ち上がりました。

今回は、そんなPreziで起業した一人、今では複数のデザイナーを抱え、昨年は大統領候補の演説プレゼンをデザインし、週に数回はPreziのイベントや講座を行っているという、韓国のPreziの達人アンヨウンイル、通称ドアさんをインタビュー。(ドはとは、"考えることを止め、行動する"の意味です。)

ドアさんは学生時代に日本語をマスターし、2011年に東京で行われた日本のPreziファンの集い、PreziNightに勢いで飛び入り参加したくらい、日本好き、Prezi好き。日本とPreziを愛するドアさんに、彼の経験やビジネスについて伺わせてもらいました。

 

1. Preziを知ったきっかけ、初めてPreziでしたことは何ですか?

 

2009年に今運営しているDCGを創業しました。そんな時、シェアオフィスにいる友人の1人が、「おい、ドア、Preziってきいたことあるか?」って聞いてきたんです。僕はお菓子のプレッツェルと勘違いして、「もちろん、美味しいよね」って答えたら友人は一瞬固まって、「バカ言うなよ。Preziはオンラインプレゼンテーション。ハーバード大の友人から聞いたんだ。ハーバードの学生の間で騒がれているんだって…。」それから自分のオフィスに戻り、Preziを探しました。

 

「おお、これはすごいじゃないか!」

 

早速家に戻って、Preziを試してみることにしたんです。米国の著名な実業家ドナルド・トランプの著書"Think Big and Kick Ass"をまとめて、それを見せびらかしたんですが、周りの対応は冷ややか。なぜなら、かっこいいレイアウトじゃなかったし、韓国語のフォントを当時Preziはサポートしていなかったからね。

 

その頃の自分には、日常的にプレゼンテーションの機会がなく、Preziが自分の記憶から消えかけていた1年後、Preziのイベントをやろうという誘いを受けたんです。韓国のあるユーザーがPreziに韓国語の追加をリクエストし、Preziがそれに応えて、韓国でPreziユーザーが増え始めたところでした。自分を含め何人がそこにビジネスチャンスを見て、複数のPreziコミュニティが立ち上がったんです。


2. 最近のプレジ体験

 

現在、Preziのデザインとトレーニングの両方を事業として行っています。だいたい1週間1つのpreziを制作しているのですが、ほとんどがプライベートのクライアントで一般公開できません。弊社サービス価格は以下のように設定しています。

  1. 十分にキャッシュのあるクライアントには、クライアントが提示するよりも高い価格を提示する。(例)大企業など
  2. 予算が決まっているクライアントには、クライアントの提示する価格を提示する。(例)学校、政府機関など
  3. 立ち上がったばかりのクライアントには、社会的責任として、無料で行う。(例)スタートアップなど

この価格モデルによって、たくさんのスタートアップのpreziを無料で制作してきました。その一部がこちらです。(クリックするとPreziに飛びます。)

 

3. What is Prezi to YOU - Preziはドアさんにとってどんなものですか?もしプレジを一言で表すとしたら?-

 

Playground(遊び場)。どこまでも無限に遊ばせてくれるところ。

 

4. 今伝えたいこと/自分の代表作品

 

この作品はデザイン的にベストなものではないけれども、大好きな作品なんです。Preziミーティング機能を活かし、近隣国である日本で起きた突然の大惨事に心を痛める韓国のPreziユーザーにネット上で呼びかけて、見知らぬもの同士、数時間コラボレーションをして一緒に作り上げた作品です。このプロジェクトの内容を自分のサイトでも紹介しました。

5. 影響を受けたプレゼン。もしくはプレゼンターはいますか?

 

ずっと自分自身を刺激してきました。プロとして、自分が作る、行うプレゼンに対してとても厳しい目を持っています。毎日2時間はプレゼンをしているのですが、自分のプレゼンに一度も心から満足したことないんです。でも、そういった自分へのある意味失望感がさらに前に進むエネルギーになっているのです。職人魂といいますか? 究極を目指し、簡単には満足しない。それが私のやり方でもあります。

 

6. これからプレジを使ってやってみたいこと。

 

日本と韓国のPreziユーザー、プロデューサー、そしてデザイナー達をオンラインで繋げて、新しい価値をつくりだすようなことをしたいです。アイディアをシェアして、コラボして、友情を深めるなどたくさんの可能性があると信じています!

 

7. 日本のPreziユーザーへのメッセージをお願いします。

 

日本のPreziユーザーのみなさん!2009年の冬、日本を自転車で旅行したとき、自分の人生の転機を迎えました。日本で、たくさんの職人、オタク、そして素晴らしい友人に出会いました。そんな素晴らしい出会いの連続で感じたのは日本にはとても深い精神が、私が尊敬する心ある国。だからこそ、Prezi史上なかったような心あるpreziが日本で作られると信じています。”頑張りましょう!”