2013年

3月

19日

プレゼンデザイナーのPreziの作り方#1「全体像」

こんにちは。プレゼンテーションデザイナーの吉藤智広です。 今回から全10回にわたって、「プレゼンデザイナーのPreziの作り方」と題して、プレゼンテーションデザイナーは一体どんなふうにPreziをつくっていくのかをご紹介したいと思います。具体的には、Preziを作り始めるところから、設定のテクニック、実際の作りこみなどなど、最終的にPreziができるまでを順々に紹介していきます。  お手本などというエラそうなものではなく、こんな方法もあるよ、というヒントになればと思っています。

さっそく第1回、Preziの全体像(設計図)をつくる話から。

 

みなさん、Preziを作るときにまず何から始めていますか? Preziをプレゼンツールとして最も活かすにはまず全体像(設計図)を描くこと。それには、とにかくPreziのキャンバスの中にどんどん書きながら練っていく方法があります。Preziをスケッチブックのようにして思いつく要素をとにかく書きこんでいって、アイディアのかけらがたくさん散らばった状態をつくって動かしながらアイディアを練ること。特に、チームや複数人で一つのプレゼンを作成するような場合、Preziミーティング機能を使ってみんなでひとつのPreziをシェアしておけば、ネットワーク上でブレインストーミングができてしまう、Preziならではのとても有効な方法です。(参考までに、Preziをグループでシェアして使う方法はこちらのpreziをみてください。) 

 

一方、個人でデザイナーをやっている僕はどうしてるかといいますと、いちばん最初は想像というか空想というか、全体像をぼんやり考えることをしています。 多くの場合「こういう内容でプレゼンをしたい/しないといけない/してくれ」という依頼をいただくわけですが、まずはリクエスタの要望を最初に聞いてから、自分なりにそのテーマについてじっくりと調べつつ、聞き手はこんな感じの人たちかな、こうやって見せればわかりやすいかな、こんなこと言ったらおもしろいかな、などと延々イメージしていきます。 実はこの段階で数日悩み続けることもあるくらいで、僕のPreziは、空想半分、実作業半分くらいでできています。 空想である程度考えがまとまってきたら、思いついたことを紙にスケッチしていきます。これから作るPreziの全体像(設計図)ですね。実際はこんな感じです。

これは「エクセル関数の初級者向け勉強会」用Preziを作ったときのものです。あれやこれやと入れたい要素をA4の紙と手帳に書きなぐっています。…ほんとに、改めて見返すと人に見せられる字じゃありません。汗

 

このときは「エクセル関数よく分かんないな」と思っている初心者にどうやって伝えるかというのが一番の課題でした。そこで、見る人が直感的に理解しやすいように、色分けとズーミングを工夫して使うことに焦点を絞りました。「ZOOM」と書き込んでいるところがズーミング候補のポイントですね。 この段階で、漠然とではありますが、全体の流れや、どこでどう話すか、というポイントもあわせて考えています。

 

具体的には最初に凹んでいる人のイラストを入れて、「今はみなさんこんな感じですよね」で始まり、「ここムズカシイからよく聞いててくださいね」と間を入れ、最後は引きの画で先生が解説してるイラストを入れて「今日はこんな感じで学んでいただきましたが…」で終わる、とか。 ここまでで実はもう流れが見える感じになっていて、空想半分、実作業半分という意味が分かっていただけるかと思います。

 

それでは次回から、Prezi作成の実作業でのいろいろなテクニックをご紹介していきましょう。

Preziコメント:最初に全体像を描くというのは本当に大事。まずはコンテンツを挿入、構成して、枠は最後に囲う。順番に枠の中を埋めるプレゼン作りに慣れて来られた方々が、最初に戸惑うところだと思います。黒板や模造紙に好きなことを好きなように描いたあのワクワク感を思い出してやってみてください。または、慣れるまでは用意されたテンプレートを使ってみるという方法もありますよ。